金属金物製作
某高速道路で使用するプルボックス及び周辺金物の製作
もともと母体が鉄工所だったので、今でも金物の製作依頼があります。
某高速道路内で使われる予定のプルボックスです。
プルボックスとは、電線の接続や分岐をするための箱です。
今回は、規定された製作基準に準じて、基本図面を基に、承認図を作成。
承認後、製作という段取り。よく作ることがあるブルボックスですが、
そこそこで、大きさや仕様が違うので、毎回図面を作成します。
プルボックスの中身
蓋上部のボルトを外すと、このようになっています。
底面の穴は固定用の穴。
側面に取り付けてあるのは、銅板で作った端子板。
底部の木板にブレーカーや分岐金具などを固定できるようになっています。
屋外で使われることが多いため、溶融亜鉛メッキで仕上げをしています。
メッキ処理をするので、ボンデ鋼板を使用しています。
仮付け溶接をしたうえで、最終的に本溶接していきます。
寸法検査を終えてから、メッキ処理します。
メッキ後に寸法や間違いがあると、完全に作り直しになるので、
メッキ処理前にチェックします。
メッキ処理が終わると、メッキのバリを落としたり、ボルトのねじの切込みを掃除したりと、使用上問題がないように整備します。
その後膜厚検査です。メッキがどれくらいの量付着しているか測ります。
仕様通りの膜厚があるかどうかを専用の測定器で図っています。
なお検査では、手で触って、エッジやメッキの尖った部分はないかなど、
触診、目視での検査も行います。
今回は、プルボックスとは別に上の写真のような、金物も製作しました。
メッキ製品やステンレス金物も作れますので、お気軽に相談ください。
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